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生物学的製剤について

抗IL-1製剤、抗TNF-α製剤などの生物学的製剤により、一部のリウマチ性疾患において、劇的な症状の改善が認められるようになりました。一方、自己炎症性疾患においても生物学的製剤の有効性が報告されています(下記の表)。しかし残念ながら、現時点で日本において保険適応があるのはCAPSに対するカナキヌマブのみです。本研究班の目的の一つは患者のQOL改善であり、生物学的製剤を必要とする自己炎症性疾患に、保険適応がより早期に広がることも目指しています。一方、有効性が知られている生物学的製剤を長期に使用することによって、どのような効果もしくは副作用をもたらすか、わからない点もあります。よって、患者登録を中心にした長期にわたる経過観察が重要です。

疾患 保険適応あり 保険適応なしまたは未承認薬
コルヒチン抵抗性家族性地中海熱 アナキンラ、エタネルセプト、
インフリキシマブ、カナキヌマブ
クリオピリン関連周期熱症候群(CAPS) カナキヌマブ アナキンラ、リロナセプト
TNF受容体関連周期性症候群(TRAPS) アナキンラ、カナキヌマブ、エタネルセプト
高IgD症候群(メバロン酸キナーゼ欠損症) アナキンラ、カナキヌマブ、エタネルセプト
PAPA(化膿性関節炎・壊疽性膿皮症・ざ瘡)症候群 アナキンラ、エタネルセプト、インフリキシマブ、アダリムマブ
周期性発熱・アフタ性口内炎・咽頭炎・リンパ節炎症候群(PFAPA) アナキンラ